今年の夏が酷暑だったせいだろうか？なぜか友人や周囲の人たちが口を揃えて言う、「今年は全くクリスマスの雰囲気がしない、そんなムードにならない。」と。
11月には急に冷え込んだ日もあったが、12月に入った現在は、雪の気配もなく雨か曇りの天気が多い。
それでも、近所の家々にようやくクリスマスの飾りがお目見えした。
街ではクリスマスマーケットも始まった。地元の自治体ではクリスマスイルミネーションの点灯式があり、役所で手伝いをしている友人家族に誘われ参加させてもらった。
ワインと軽食が市役所で振舞われ、その後、松明を子供達が持って歩き、音楽学校の生徒数人による演奏の後、役所の職員が挨拶をし町の中心部に設置された天使の飾りが点灯された。
町の歴史博物館前では、鐘を鳴らして、小さくも非常に穏やかな雰囲気の催し物だった。
毎年やっていたのだろうが、規模が小さ過ぎて全く知らなかったが、子供達には良い思い出になったことだろうと思う。誘ってくれた友人家族に感謝したい。
しかし、大変だった1年、楽しかった1年、新しいスタートを切った1年、そんなことは人によっても違うはずなのに、皆が口を揃えて、「今年はムードにならない」と言うには何かしら理由があるはずだが、誰も答えられない。やはり天候だろうか。
それでもクリスマスになれば、そんなことは忘れてしまい、新年を迎える準備をするのであろう。
結局雪が降る以外に、この雰囲気を変える方法はないように思う。
