冬時間に移行。日本は?


昨日、スイスは冬時間に変わり、時計の針を1時間戻した方も多いと思います。
電波時計やスマートフォンは、自動的に変わりますが、毎度のことながら、たった1時間ずれただけで、微妙に体が慣れていないのを感じます。

1時間戻るという事で、会社や待ち合わせに遅刻することは多分ないですが、夜は今まで寝ていた時間より早く眠くなり、まだ1時間あるから寝ないようにしようという具合に調子が狂います。この夏時間、冬時間の廃止をEUは現在検討中です。
スイスはEUではないですが、EU國に囲まれた地理上の問題もあり、しぶしぶサマータイムを導入したという経緯があります。
そして、多くの人がサマータイム廃止に賛成しているようで、体の調子だけではなく、他国とのやりとりやコンピューターシステムの調整など、様々な問題があるため、切り替わってから慣れるまで多少時間を要します。毎年のことで慣れているようでも、煩わしさは皆が感じているようです。

そこへ来て、日本ではサマータイムの導入を検討しているというから驚きました。2020年の東京五輪に向け、調整を検討するそうですが、1時間ずらしたところで、夏の暑さは変わらずで、かえって混乱を招くのではないかという声が多いようです。まだ検討に入った段階ですが、オリンピックまでは2年を切っています。
欧州のサマータイム廃止の検討と真逆のことが議論されていて、本当に必要だろうかというところが本音です。夏と冬の日照時間の差は、欧州ほどではないですし、日本列島が長いとはいえ、ビジネスも国内で完結している企業も多いですから、近隣のアジア諸国との連携もどうするのかということになり、日本だけではなくアジア全体にも影響が及びそうです。

果たして、オリンピックまでに導入されるのか、注視して行きたいと思います。