修理業者の訪問

スイスでの暮らしは、アパートにしろ持ち家にしろ、いろんな物のメンテナンスも必要だ。
例えば、洗濯機が壊れたとか水漏れしたとか、そういう場合は専門の業者を呼ぶことになる。

スイスや海外暮らしが長い人は承知のことだが、まずは管理会社に言って、提携する業者の手配をお願いする。そうすると修理業者の方から電話があるので、日程を決める。
業者はいろんな修理道具を持ってくるので、作業服を着て、時には安全靴のようなものを履いている時もある。
何れにしても、彼らは土足で上がってくるので、家の中で靴を脱ぐ習慣のある日本人は最初抵抗がある。いや何年経ってもこれには抵抗があるかもしれないが、これは万が一重い洗濯機などが足の上に落ちて怪我でもし、靴を履いていなかったとなれば、保険が下りない。
なので、間違っても靴を脱げとはいえない。しかし、雨の日はなかなかずぶ濡れでやって来たりするので、掃除が手間になる。
業者によっては、点検しにくるだけで、気を使って靴を脱いだほうがいいかと聞いてくれる人もいるが、まれである。

また、業者の中には、なかなかいい加減な業者もいる。これは、管理会社がコストを削減しようと、安い業者に頼むことがあるので、結局2度手配になることが多い。
気をつけたいのが、修理終了後のサイン。ちゃんと直ってもいないのに、確認せずサインをすると後で面倒なことになったりする。

なるべく、自宅にいる時に来てもらい、隣の部屋で待機するかちゃんと直りそうなのか多少会話をしてもいいと思うが、一人暮らしの場合で忙しい人は、まれに鍵を業者に渡して修理を頼む人がいる。個人的には抵抗があるし、後で何かが無くなったとか、そういうことになればさらに面倒だ。
とにかく、邪魔にならない程度に多少観察していれば、直りそうなのか、全くダメで出直しなのか、なんとなくわかる。
とにかく、お互いに時間を割くわけで、頼む側の方もきちんと確認する義務があり、納得してから修理終了のサインをしたい。それでも直らないなら、また呼べばいい。何も申し訳がることはない。向こうの仕事ができていなかっただけの話で、何度もそういう状況が続けば、いくらダメな業者でも対応をしてくれるはず。

海外生活色々なことに対峙していかなければならない。ちなみに修理に来てくれる人は、英語ができる人は少ないので、現地語のドイツ語かフランス語は話せたほうがもちろんいいだろう。向こうも安心して作業してくれる。

あっという間に問題を発見し、修理してくれる業者には、さすがにプロの経験と技術があるなと思うことがある。こうしたことがスムーズにいく国は、住んでいてもストレスが少ない。