スイスの建国記念日


8月1日はスイスの建国記念日で祝日。
日本の建国記念日は、特に盛大なお祭りもないが、スイスの場合はとにかく花火。これに尽きる。
昔は前日の7月31日には花火をやってはいけなかったそうだが、現在は前日と当日の2夜に渡って、路上で花火をやるために出た人でいっぱいだ。
これも夜中まで続くので、あまり眠れない。
犬や猫を飼っている人は、スイスを離れて、ドイツやフランスの方へ週末旅行に出る人もいる。小さい子供も寝れないと、花火のエリアを抜け出して、ドライブに出かける親をよく見かける。
また、市や各自治体が行う大規模花火大会は見もので、バーゼルなどは、ライン川に浮かべた船の上から花火を打ち上げる。周辺のホテルでは、ディナープランも用意され、橋の上は花火見物客でにぎわう。

とにかく、ファスナハトの時期と同じで、好きな人嫌いな人が分かれる行事となり、この時期夏休みということもあり、海外へ避難する人も珍しくない。
夏休み中の子供たちにとっては、良い思い出にはなると思うが、花火の事故も多いので、十分注意が必要だ。
特にロケット花火はかなり大きなものもあり、ワインのから瓶にさして点火する場合が多いが、これが倒れてしまい、人に当たるなど、大怪我をするケースもある。上空で爆発するはずの花火が地面で爆発した場合は、危険極まりない。
また、近隣の家に当たったり、花火の後のゴミを処理しないなど、トラブルも起きているので、きちんと水を用意したり、ゴミを片付けたり、一定のマナーは守って楽しみたい。
皆さんはどんな建国記念日を過ごしましたか?