旅行中の危機管理

パリのテロ事件からまだ日が浅い12月ですが、ジュネーブではISの容疑者が4名潜伏しているとのニュースも流れ、ジュネーブ近郊は警戒レベルが一気に上がりました。中立であるスイスは狙われないと言う保証はないということです。

そんな中、ジュネーブ国際空港で、ある日本人学生がスーツケースを置いたまま場を離れ、不審物のアラームが鳴り第3ターミナルが一時封鎖されました。すぐに学生が気がつき、スーツケースは助かったものの、第1ターミナルで置いたリュクサックが、またもや不審物と認識されターミナル封鎖。今度は爆弾処理班により、生徒のリュックサックは爆破処理され、衣類やラップトップなど全て破壊されてしまうと言うことがありました。

空港や鉄道の駅では、常に警戒態勢のこの時期、クリスマスで人の移動も多く、こうしたことはほんの一瞬の気の緩みで置きます。
電車内の置き引きは特に多くて、出発前の車内で荷物を置いてちょっとお手洗いなどに行った隙に、やられるケースが多いです。また、網棚などの置いたバッグも降車時にはなかったということもあり、置き引きのプロは常に誰の荷物なのか、見ています。
ニュースを読んで、まさか自分はこんなことはあり得ないと思っても、一度見直してみる良い機会かもしれません。

参考:https://www.gva.ch/en/desktopdefault.aspx