バーゼルシュタットは、ドイツ語を充分に話せない可能性がある3歳児に、1年間のドイツ語履修を義務化すると発表した。これは主にドイツ語以外の言語を母国語に持つ子供達に、義務教育終了時点においてもなおドイツ語能力の不足が見られるため、言語習得能力の高いとされる3歳前後において実施する。

 将来的にもドイツ語がうまく話せない事で、就業機会を逃したり、スイス社会の中で孤立しないように、小さな頃に手を打っておくべきとの考えである。言語能力による格差を出来る限り無くしたい意向で、ひとまずバーゼルシュタットのみで実施される。