スイスの住居・アパート

<スイスのアパート>

どこの国でもアパート探しは大変です。それが外国となるとルールも違うので苦労された方も多いはずです。まずスイスの賃貸契約のアパートについて簡単に説明します。アパートにはほとんどの場合キッチン、冷蔵庫、共同の洗濯機と乾燥機、地下の物置等が設備されており賃料に含まれます。ただし、洗濯機はコインを入れて使用するアパートもあります。洗濯できる日が予め決まっているところが多いので住人に確認しましょう。

<アパートの探し方>

最近では新聞に載る情報も重要ですが、やはりネットの不動産サイトが便利です。様々なサイトがアパート情報を写真付で掲載しています。個人不動産の小さなサイトから、総合的に集めたものまで色々ですが、ここでいくつかサイトを紹介しておきます。

アパートメント検索サイト

immoscaut24
www.immoscaut24.ch
homegate
www.homegate.ch
immoclick
www.immoclick.ch

トレッソンヌ(日本語サービス)
http://www.tressonne.ch

この中ではImmoscaut24とhomegateが総合的に掲載されており、画像も多く便利です。ここでポイントですが、画像が載っているので、ついつい画像なしの物件を無視してしまいがちです。サーチエンジンに部屋数や家賃の上限を入れて検索しますが、意外にも画像のないものが良い物件だったりするケースも少なくありません。逆に写真はきれいだったが実際の物件は全然違っていたなんて事もあります。

ウェブ上ではたくさんの物件がいつでも見れますので、じっくり探してみてください。良い物件はすぐ決まってしまいますので、見つけたらすぐ不動産屋にコンタクトをしましょう。

スイスでの同行サポート

スイスでの同行サポート(物件検索、内覧、同行通訳)

*シェアルームをお探しなら

http://www.wgzimmer.ch/en/

<入居時の保証金>

保証金については、ほとんどの場合、3か月分を前納します。これは退去時に大きな損害等なければ戻ってきます。清掃費用などを引いて返すところもありますので事前確認が必要です。

<入居時の点検、注意事項>

アパートが決まって契約を交わしたら、まず部屋の中の全てのものを壊れていないかチェックし、電気のメーターやガスメーターなども数字を控えておきます。特に家具付きのアパートを借りる場合はあとで壊れてないか証明するためにもデジタルカメラなどで撮影しておくと良いでしょう。
そして、それらをリストにして管理人もしくはアパートのオーナーに提出します。壊れていた場合には修理、修復費用は全てアパートのオーナーが持ってくれるのが普通ですので、このリストを出しておく事は大事です。アパートを退出する際にもそのリストを元に立会いが行われるので非常に重要です。
また、カーペットや床、キッチン、バスルームなどは何年かに一回リノベーションされるケースがありますが、特にキッチンやバスルームの改装の場合は家賃が上がる事がよくあります。事前にオーナーから連絡が来ますが、最近では家賃が上がる事を嫌って住人が改装を拒否するケースもあります。この辺はオーナーの意向によるところが大きいので何とも言えませんが、長年住んでいればオーナーが修繕改装をするのは当然ですので、賃貸の場合は致し方ない事かもしれません。
それから、アパートの階段や入り口の電気が切れていたり、壊れているような場合はすぐに連絡すれば対応をしてくれるはずです。これらは管理費に含まれておりアパート内の掃除も毎週清掃業者が来るところが多いですが、時には住人たちが交代でするところもあるようです。その際にオーナーから掃除費用としていくらかお金を貰えるような所もあります。

<ゴミ出しと収集日>

ゴミ出しは各地域によって収集日が異なり、有料です。通常の燃えるゴミはスーパーなどで販売されてる黒い袋に有料のシールを貼り付けて出します。シールは各カントン、市町村によって違うので、ゴミを出すエリアのものでないと行けません。10枚綴りで購入できます。シールが貼られていない場合は収集されず、厳しいカントンになるとシールの貼っていないゴミ袋を開けて、どこの誰が出したのかを調べて罰金を課すような話も聞きますので注意が必要です。

注意!シールを貼ったのに、夜中に出されたのゴミ袋からシールをはがして持っていってしまう不届き者がいて、ゴミが収集されなかったと言うケースもあるので気をつけましょう。基本的には収集日の朝に出すのがルールです。

最近はゴミシールを廃止して、黄色などの専用ゴミ袋に変える自治体も多くなって来ています。値段はシールと同じで、1枚2フランですが、1ロール10枚で20フランになります。

<ゴミの分別>

また、ゴミの分別ですが、ペットボトルや缶、瓶・ガラスなどは分けます。アパート内にコンテナが設置されている事もありますが、近くのスーパーや公園の横にコンテナ、最近では地中に埋め込んだ形のゴミ捨て場がありますのでそこへもって行きます。ペットボトルは潰しておきます。スーパー内にもあり回収は無料です。
紙、ダンボールなどもそれぞれ収集日が決まっており、紐できちんと束ねて出します。大抵月に1回のサイクルで収集に来ます。リサイクルに利用されこちらも無料回収です。