正月の嵐


スイスは新年、各地でパッとしない天気で、ここ数日は嵐が吹き荒れたが、嵐がやんだあと、街路樹や森などに出向くのは注意が必要だ。

犬の散歩をするためよく近所を歩くが、近くの小さな森では、いつも通る道に大木が倒れていた。
実は、中が空洞になっている、枯れた木々が多く、今回のように嵐が吹き荒れると根こそぎ倒れてしまう。
見ただけではわからないので、風が強い日などは、森や街路樹のそばはなるべく避けて歩く方がいい。倒木だけではなく、高所から折れた枝が落ちてきて当たるだけでも、十分大怪我になりうる。
この嵐で、木が倒れて通行止になった道路もあり、事故にもつながっている。

地元の自治体の職員が、定期的に木の樹齢を確認し、木の中が乾いていないか、空洞になっていないかの検査をすることができ、古いものが確認されたら伐採をする。
そうした検査で危険回避できるものはいいが、やはり森となると全ては無理である。結局自身が気をつけるしかない。

気温上昇で山の方では雪崩の警報も出ていて、スキーで山を訪れている人も毎年のように注意が必要だ。
こちらも雪崩の危険のある斜面は、専用のライフルで弾を撃ち込んで、事前に雪崩を起こして危険を回避している。
毎年起こってしまう、スキー場の事故ではコース街を滑り雪崩や滑落にあい、亡くなる方も。
とにかく、嵐の後はご注意を。