8月28日の蒸し暑い日曜日、バーゼルの日本祭りが開催されました。
バーゼル日本人会が主催となり、日本食の販売、空手や剣道のデモンストレーション、コーラスや盆踊りといった、夏の風物詩も楽しむことができ、大盛況に終わりました。
自身も役員として1年以上前から準備に携わり、不安と期待が入り混じりながらの開催でしたが、およそ1500名の来場者数となり、大盛況に終わりました。
今回はコスプレや日本の浴衣を着て来た人は入場が無料ということで、スイス人の方も浴衣を着ておられる方が多く見られました。また、アニメのキャラクターに扮したコスプレの人もちらほら見受けられ、日本文化への関心の高さも感じました。何より、地元の人がたくさん来場してくれたのが嬉しい驚きで、普段はあまり見ることのない日本を発見できたのではないかと思います。
琴の演奏、空手のデモンストレーション、剣道、なでしこコーラス、少林寺拳法に剣術、武道のデモンストレーション、エントランスホールでは、生花、習字、折り紙、お抹茶の提供と多岐にわたるプログラムで食べ物以外でも楽しんで頂けたように思います。
来場した知人から、空手や剣道、武道のデモンストレーションにおいては、ステージに上がって頂いた方のほとんどがスイス人か地元の方で日本人ではなかったというのが逆に新鮮で、スイス人の武道への関心の高さを改めて感じました。スイスには柔道や空手、合気道の道場がどこの町に行ってもあるくらい人気があります。
ただ体を鍛えるとか健康に良いとかだけではなく、精神統一ができる点で各種武道は通じるものがあります。つまり、ストレス社会からの休息、メディテーションの効果もあるという点が他のスポーツとは違った人気の秘密なのかもしれません。
最後は盆踊りで、みなさん輪になっていただき、浴衣を着こなした方々が、炭坑節と東京音頭を踊っていただきました。この音を聞くだけで体が自然に動いてしまう方も多くいたようで、日本の懐かしい風物詩をスイスバーゼルで体験することができました。
こうしてみると、本当に様々な側面のある文化で、地元スイス人の方々とも文化交流ができたのかなと思います。
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