９月２８日の国民投票の主な議題は、「健康保険の統一」について。
現在は、収入や家族構成に応じて各人が選別した保険会社を指定し、健康保険料を支払っている。それを、今後１つにまとめて管理しやすくしようという議題。
簡単に言えば、日本の国民健康保険のような形にするわけだが、今まで各人自分で選べて加入していた保険の細かい条件などを考慮したうえで、統一が出来るのか？という問題があります。
予め医療費のかさむことが前提の人や家族構成の違いによって、保険の種類も多種多様で、保険会社の乗り換えも自由でしたが、これが一切できないうえに、保険会社の従業員はどうするのかなど、課題は多い提案とは思います。
かなり思い切った議題が出てくるスイスの国民投票。今までも出てきている提案ではありながら、徐々に議題にのせていき、変革を起こすことが可能な直接民主主義のスイス。
果たして今回の投票がどうなるか、注目したいところです。
